OS X El CapitanにJenkinsをインストール(2)
前回の続きです。Jenkinsをインストールして動かしてみたところ、とりあえず動くもののログが延々と出続けるという問題に遭遇しました。今回はそれを回避するところまで。
ログにあるメッセージで issues.jenkins-ci.org を調べてみると、似たような問題が出ていました。ログが出続けてディスクがすぐにいっぱいになってしまうという問題です。
- [JENKINS-10160] When the network is broken,then jenkins will query dns info in loop.The log file will grow up very fast. - Jenkins JIRA
- [JENKINS-29490] Jenkins flood HDD with DNS Errors - Jenkins JIRA
どうやらJenkinsにはAuto Discoveringと言われる機能があり、そこで使用しているDNSマルチキャストが悪さをしているよう。対策として、DNSマルチキャストを停止してしまう方法が紹介されていました。
試しにDNSマルチキャストを無効化する設定で起動してみます。jenkins.warファイルの正確なパスは設定ファイル「/usr/local/opt/jenkins/homebrew.mxcl.jenkins.plist
」の中に書かれているので、それを使います。
% java -Dhudson.DNSMultiCast.disabled=true -jar /usr/local/opt/jenkins/libexec/jenkins.war : 12 19, 2015 5:09:02 午後 hudson.WebAppMain$3 run 情報: Jenkins is fully up and running ←ここでストップ
おお、止まりました。
DNSマルチキャストを使うことはないでしょうから、この方法で問題回避することにします。設定ファイルは後でホームディレクトリ下にコピーして使う予定なので、実際の設定は後回しにして次に進みます。
(次記事に続く)