USBシリアル変換ケーブル(SRC06-USB)をOS Xで使う

USBシリアル変換ケーブルに、バッファローの「SRC06USB・06USM」という製品を使うことになったのですが、あいにくバッファローダウンロードページにはOS X向けのドライバーがありません。

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USBシリアル変換ケーブル | バッファロー

そこで、Future Technology DevicesのVirtual COM Port Driverを使い、OS Xでも使えるように設定しました。OS X El Capitan(10.11.2)で確認しました。

ドライバのダウンロード

まず、Future Technology DevicesVirtual COM Port Driversのページから、「Mac OS X 10.9 and above」にあるドライバーをダウンロードします。

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ドライバのインストール

.pkgファイルがディスクイメージに含まれているので、ダブルクリックしてインストールします。

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インストールが終われば、以降はUSBシリアル変換ケーブルをMacに接続することで、/devフォルダ下にシリアルポートのデバイスファイルが見えるようになります。

% ls -l /dev/tty.usbserial*
crw-rw-rw-  1 root  wheel   18,   4  1 13 10:54 /dev/tty.usbserial-FTE2PTDB

利用(cuコマンド)

cuコマンドを使ってアクセスするのが簡単です。なお、このページによるとcuコマンドは/var/spool/uucpフォルダを利用するので、このディレクトリの所有者である「uucp」にスイッチユーザーして実行する必要がありました*1

% ls -l /var/spool/
  :
drwxr-xr-x   2 _uucp  wheel   68  1 13 11:03 uucp
# 115200bps,パリティ無で接続
% sudo -u _uucp cu -115200 --parity=none -l /dev/tty.usbserial-FTE2PTDB

ちなみにcuコマンドを終了するには、チルダ~に続けてピリオド.を入力します(man cuを見れば載っているのですが、最初は見ないまま始めてしまい、シェルに戻せなくなって焦ったのは内緒です)。

参考サイト

qiita.com qiita.com

*1:スーパーユーザーでもいけますが、uucpで動かした方がお行儀が良いでしょう。